温泉津温泉

温 泉 津 温 泉 と 玉 造 温 泉

「温泉津」と書いて「ゆのつ」とは、なかなか読めない。私も今回初めて知った。
 初孫との対面が益田市だったので、そこから行ける温泉宿をインターネットで探したところ、なんとも静かな雰囲気の
温泉を見つけた。そこが「温泉津」。
 所謂ホテルというものがなく、古い町並みに沿って宿が建ち並んでいるという風景。
 道の駅・ゆうひパーク浜田で、温泉津温泉のパンフレットを見ていたら、係りの人が、「今晩は温泉津温泉の龍御
前神社で夜神楽をやっておるから是非見てください。お泊まりの宿から歩いて行けますよ。」と親切に教えてくれた。
 今日は、午前1時に静岡を車で出発して以来ほとんど寝ていない。温泉につかり、熱燗をクイッとやればたちまち
睡魔の虜になってしまうような気もしていたが、頑張って見に行った。見てよかった。
 心おきなく熟睡・・・・・・・・・・・
 翌日は、石見銀山、出雲大社、足立美術館を駆け足で見て、玉造温泉へ。120坪の広さのある露天風呂を
堪能した。

温泉津温泉の町並みの入り口
後方は港、この道を進むにしたがって
旅館の数も増えてきた。
入浴だけの薬師湯の旧館。温泉津に現存する温泉施設の中で、一番古い建物だそうです。
中は、洒落たカフェになっていました。
薬師湯の向かいにある「元湯」
1300年前からあるとのこと。こちらも湯治の湯として
有名。観光客だけでなく地元のお年寄りも
たくさん入湯されていました。

宿泊した「輝雲荘」
中庭の奥の離れに泊まりました。

夜になるととっても静かです
車の音などまったくせず。

食事は、部屋だしでゆっくり
いただけるのが有り難かったです。
ビールの後は熱燗二合ほど。
神楽を見るまで寝られません。

料理は、この後にもたくさん
出ました。

宿から下駄を鳴らして五分ほど、龍御前神社の本殿で夜神楽を上演していました。

艶やかな衣装、勇壮な舞い、腹に響くお囃子、旅の夜にとてもいい
思い出が加わりました。

お神楽を観て、下駄を鳴らしながら、鼻歌がちょっと自然に出てくるような気分の宿への帰り道。
昭和の時代にもどったようなやさしい風景。
吉田拓郎の「旅の宿」のように、すすきの簪を刺した浴衣のきみがいれば、最高だったのに・・・(=_=)トホホ!

 ほんとにぐっすり眠れました。夜明けと同時に目が覚めたので、宿の朝風呂は一番乗り。露天風呂からは、
温泉津の温泉街が一望できます。
 宿泊客には、薬師湯か元湯の入浴券をくれます。朝六時からというので一番乗りと思いきや、既に何人か地元の人が
いました。ここのお湯は、とても熱いです。浴槽は熱いもの一つしかなく、地元の人の入り方を見てみたら、数分湯につかって
あがり、身体を冷まし、また数分湯に入るということを繰り返していました。
 私は、3回までが限度でした。薬師湯では、3階が小さなテラスになっていて、珈琲が無料でいただけます。
湯上がりのほてった身体と朝のヒンヤリした空気、暖かい珈琲。至極のひとときです。

薬師湯3階テラス
からの風景

赤色の石州瓦屋根が
続きます

輝雲荘の露天風呂

朝食も部屋で。朝飯前に二つも温泉に入ったので、食欲大旺盛。
久々に、温泉らしい温泉の雰囲気に浸りました。
お湯も、町並みも、宿のおもてなしも(*^_^*)

旅帳に書いてもらった
輝雲荘のサイン

玉造温泉

 温泉津温泉を元気よく出発し、石見銀山、出雲大社、足立美術館をめぐり、
玉造温泉の宿に着いたのが夕方の5時。
 玉造温泉は、大きなホテルが建ち並ぶ温泉街。
 泊まった宿は、120坪の広さの露天風呂がある「長助の宿・長楽園」
 ホテル内の散策だけで十分広かったので一歩も外には出ませんでした。
夕食、朝食も食事処でしたが、畳敷きにテーブルでゆったりしていて、
中庭の庭園を眺めながらの贅沢な食事でした

上段は夕食
下段は朝食です。シジミ汁がとっても美味しかったです。飲み過ぎだったから???

広さ120坪の露天風呂
朝一番乗りでした
混浴ですが、男女ともに
湯浴み着が用意されて
います

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旅帳に書いてもらった
長楽園のサイン