龍
潭
寺
奥浜名湖、引佐の地に「龍潭寺」という実に落ち着けるいいお寺がある。
来年(平成29年)のNHK大河ドラマ「井伊直虎」のゆかりの寺でもあるとのこと。
同寺院の縁起について、龍潭寺のパンフレットから引用させていただく。
歴史は古く、奈良時代行基菩薩開創と寺伝にある。
龍潭寺のある井伊谷は、古く「井の国」と言われ「井の国の大王」が治めた土地である。
平安時代井伊氏の元祖井伊共保が生まれ、井伊氏は遠江の有力武士として、すでに保元物語に
その名を連ねている。鎌倉時代、源頼朝に仕え、南北朝時代には後醍醐天皇皇子、宗良親王を
井伊城に迎え北朝軍と戦った名門である。
24代井伊直政は徳川家康に仕え、井伊の赤鬼と恐れられる活躍をした。徳川四天王の筆頭に
出世、関ヶ原合戦の後、彦根に移る。
幕末井伊大老直弼が開国の偉業をなしとげる。龍潭寺はその千年余り、40代の祖霊を祀る井伊
氏の菩提寺として、彦根龍潭寺とともに、その歴史を今日に伝えている。
室町時代20代井伊直平に帰依された黙宗瑞淵禅師が新たに龍潭寺の開山となり、遠州地方に
京都妙心寺の流れをくむ臨済宗を広められ臨済宗妙心寺派の法灯を伝えている。
車で行くなら、
新東名浜松いなさICから、10分
東名浜松西ICから、約30分
東名三ヶ日ICから、約20分
バスの場合は、
浜松駅から約50分+徒歩10分
電車の場合は、
天竜浜名湖鉄道、気賀駅or金刺駅から
タクシーで約5分
拝観時間は、午前9時から午後5時まで
駐車場は無料でした。
山門を抜けると
苔が初夏の陽を受けて
きれいでした
仁 王 門
本堂から眺める仁王門と庭園
龍潭寺と言えば、小堀遠州作の庭園
庭園の解説も「龍潭寺のパンフレット」を引用させていただきます・
小堀遠州作龍潭寺庭園は、江戸時代初期に造られた池泉鑑賞式庭園である。
小堀遠州は滋賀・長浜の出身で、「遠州流」の茶道を興し、二条城二の丸庭園の作庭等をした
当代一の文化人である。また、駿府城の作事奉行を勤め、同じ作事奉行を勤めた二十五代直孝
とは親しく、その依頼により作られたといわれている。
四季折々の変化に富み、多くの来観者が訪れている。
昭和十一年に国の名勝記念物に指定された。
龍潭寺の北側に、井伊谷宮がある。こちらも時間があれば、ゆっくり散策してみてください。