天竜浜名湖鉄道気賀駅から車で10分もしないところにある古刹
平成29年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」で今脚光を浴びている奥浜名の地にある。
観光ルートとしては、龍潭寺、気賀の関所、大河ドラマ館が主になるだろうけれども、
静かに時を過ごしてみたいという人には、とてもいいところだと思う。
お寺の縁起については、長楽寺のパンフレットを引用させていただく。
平安時代初期の大同年間(約1200年前)に弘法大師によって開かれたといわれ、
この寺の北に陽光を受けて光る巨岩を霊地と見、お堂を建てたことにはじまる。
のち今川、徳川の信仰を集め、巨岩のふもとに七堂伽藍が建ち並び寺領25ヘクタール
をもって繁栄した。
中略
ドウダンツツジが植え込まれた庭は遠州三名園になっている。隠元禅師の高弟、
独湛禅師の筆である「長楽寺」の篇額がかけられている。
山門や土べいは室町時代の作。本尊は馬頭観音。
拝観料 300円
駐車場に車を置いてすぐのところから、
山門に続く石段がある。
奥にも本堂に近い駐車場があるようだが、
この石段を歩いた方が雰囲気が出る。
お殿様の居室から眺める満天星の庭
畳にすわって庭を眺めていたら、女性の住職さんが甘酒を持ってきてくれた。
山あいにあるお寺なので、ほんとに静かである。
住職さんが、お寺の歴史や見どころを話してくれた。
最近はお寺も観光地化して、録音の案内音声に誘導されてぞろぞろ廊下を歩いていくところも
多くなったけれども、ここはちがう。なんせ、お殿様の部屋を独り占めしていられるのだから。
「満天星の庭」について、パンフレットの文を引用
伝小堀遠州作、回遊式の庭で裏山の中腹の光石(巨岩)を借景約二千平方メートルの斜面に
200余株のどうだんが植え込まれ、四季折々にその表情を変える。
築山からは客殿の屋根越しに遠く浜名湖を望むことができ、また客殿前の池は浜名湖の風景を
凝縮させたものである。
殿様の部屋は、客殿の
右の窓のところ。
客殿の屋根の上には、
木々の間から浜名湖が
見えているのだが、写真では
わからないのが残念。
護摩堂と中庭
手前を歩いておられるのが
女性の住職さん。
風は冷たいけれど
窓越しの日射しは
うららか。
ロウバイの香も
ほのかに
付 録
浜名湖に来たら、ご当地グルメも堪能してください。
舘山寺温泉の「牡蠣カバ丼」浜名湖産の牡蠣をウナギの蒲焼きのタレで
焼いた牡蠣丼。
温泉街の食事処やお寿司屋さん、民宿などで食べられます。
私が食べたのは、浜寿しさんの牡蠣カバ丼。大きな牡蠣が五つも入っていて
1500円。とても美味しかったです。
浜名湖観光圏整備推進協議会のパンフレット地図