雪の飛騨路・伊那路 の旅

2010年2月

 2月の東京の風景は、季節感があまりない。夏でも冬でも人工的な建物は同じように佇んでいる。気をつけて見れば、街路樹の枝の葉がないということと、街を往く人がコートを着込んでいるということくらいか。
そんな訳で、冬らしさを求めて飛騨へ車を走らせた。予想以上の大雪に見舞われたけれど、それはそれでいいドライブとなった。二日間で、「道の駅」も11箇所巡ることができた。

【第一日目】
東名高速東京基点3:30 → 豊田JCT7:45 → 東海環状自 美濃加茂IC 8:50 → 
道の駅「日本昭和村」9:00 → 道の駅「ロックガーデンひちそう」9:15 → 飛水峡 → 道の駅「美濃白川」9:50 → 道の駅「飛騨金山ぬくもりの里」10:20 → 中山七里 → 下呂温泉10:30 → 昼食 → 道の駅「飛騨街道なぎさ」12:20 → 道の駅「飛騨古川」13:30 → 飛騨古川の旧市街 → 道の駅「宙ドーム神岡」15:15 → 道の駅「奥飛騨温泉郷上宝」16:00 → 穂高荘山のホテル16:30   ※走行距離 566km

【第二日目】
ホテル → 栃尾温泉 → 福地温泉 → 平湯温泉11:00 → 
道の駅「風穴の里」12:00 → 長野自 松本IC12:40 → 中央高速伊那IC13:10 → 昼食 → 道の駅「南アルプス村長谷」14:20 → 高遠城址14:35 → 中央高速諏訪IC15:45 → 甲府南IC16:40 → 道の駅「朝霧高原」 → 東名高速富士IC18:20 → 東名高速東京基点20:30  ※総走行距離999km 

東海環状自動車道の美濃加茂インターを流出し、道の駅を巡りながら国道41号線を北上。雪は、朝方から降り始め、飛水峡あたりまで来たら、一面の雪景色に変わった。
飛水峡は日本最古の石がある飛騨川の断崖として有名とのこと。
中山七里。白い峡谷が30kmにわたって続く。巨岩や奇岩の瀞や滑が見られるそうだが、雪に覆われていて残念。
車の中はヒーターが効いているとはいえ、やっぱり暖かいものが欲しくなる。昼飯に寄ったお蕎麦屋さんで、大麦若葉そばというのを食べた。茶そばみたいな色をしているが、麦だそうだ。さっぱりしていて旨かった。
飛騨古川の街並み。雪がさんさんと降りしきり、旅人の姿は見られなかった。でもそれがよかったかも。
白壁の土蔵が続いている。
飛騨古川からは、越中東街道(県道75号)、国道41号、国道471号を通って奥飛騨温泉郷へ向かった。
谷あいの風が吹くと一瞬視界が舞い上がった雪片で遮られるほど。
ハンドルを持つ手に力が入り、早朝からの運転にもかかわらず眠気を感じる余裕はなかった。
泊まったホテルの大露天風呂。着替える時はどうなることかと思ったが、お湯はいい具合に熱く、大自然の中で最上の気分であった。
飛騨といえば、飛騨牛と朴葉味噌。
新穂高温泉付近の積雪
栃尾温泉バス停
福地温泉の氷柱
平湯温泉付近。お昼に近い時間でも気温はマイナス5度。
平湯から安房峠道路を抜けて長野県側に向かった。
伊那の街に入りまずは腹ごしらえ。ソースカツ丼も有名だが、馬刺しも捨て難い。運転がなければ地酒といきたいところ。
同行者は珍しもの好きで、蜂の子丼に挑戦。
お味のほうは、・・・。みんなに分けていました。
草鞋のようなソースカツ丼。
春には桜で有名な高遠城址公園から南アルプスを望む。
確かではありませんが、仙丈ヶ岳と思われます。
同じく高遠城址公園から、中央アルプス木曽駒ケ岳を望む。
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雪の飛騨路と伊那路